平成23年度 特別試験 マネジメント系

解答：ウ

クリティカルパスとは、プロジェクトの日程管理を行うアローダイヤグラムにおいて、作業日数の最も長い経路、または余裕日数がゼロの経路である。プロジェクトの終了日数は、クリティカルパスの作業日数の合計である。

クリティカルパス上の作業が遅れるとプロジェクトの終了も遅れる。逆にクリティカルパス上の作業日数が短縮できると、プロジェクトの終了も短縮される。このような性質のためクリティカルパスは、重点管理が必要な最も重要な経路である。

ア

クリティカルパス上の作業が最も作業の終了日数に大きな影響を与える。したがって、開発の遅延を回復するためには、クリティカルパス上の作業を優先的に追加しなければならない。

イ

クリティカルパス上の作業日数を短縮することで、クリティカルパスが変わる可能性がある。このため、クリティカルパス上の作業日数を3日短縮しても必ずしもプロジェクトの完了日数が3日前に終わるとはいえない。

エ

クリティカルパスは複数存在することもある。