平成23年度 ストラテジ系

解答：イ

損益分岐点売上高は、以下の式で求められる。

損益分岐点売上高を求める式より損益分岐点売上高を下げるためには、以下の3つの方法がある。

固定費を下げる

変動費を下げる

売上高を上げる

この条件に該当するのは、解答群イの“人件費の抑制と間接部門の合理化を進める”である。人件費は固定費または変動費に分類される。いずれに分類しても、固定費または変動が下がる。また、間接部門を合理化することで固定費と変動費を下げることができる。

ア

現状と同一の設備を追加すると、固定費が増加するため損益分岐点売上高は高くなる。

ウ

販売価格は一定のまま、製品の販売数量増大を図ると売上高は上がるが、販売数量に応じて変動費も増えるため、損益分岐点売上高は下がらない。

エ

販売数量は現状のまま、製品の販売価格を下げると、売上高が下がるため損益分岐点売上高が上がる。