平成23年度 特別試験 テクノロジ系

解答：エ

システムが停止する可能性の最も低いということは、稼働率の高いシステムということである。

直列に接続されたシステムの稼働率は以下の式で求められる。

装置1の稼働率×装置2の稼働率×…装置nの稼働率

この式からわかるように直列に接続した装置が多いほど稼働率は低くなる。

並列に接続されたシステムの稼働率は以下の式で求められる。

1-(1-装置1の稼働率)×(1-装置2の稼働率)×…(1-装置nの稼働率)

この式からわかるように並列に接続した装置が多いほど稼働率は高くなる。

例えば稼働率が0.8の装置を2台直列に接続した場合と並列に接続した場合の稼働率を比較すると以下のようになる。

稼働率0.8の装置を2台を直列に接続した場合の稼働率
0.8×0.8=0.64

稼働率0.8の装置を2台を並列に接続した場合の稼働率
1-(1-0.8)×(1-0.8)=0.96

以上から、機器を並列に接続した方が稼働率が高くなる。したがって、装置が3台並列に接続してるシステムが最もシステムが停止する可能性が低い。