解答:エ
この問題を解答するうえでのポイントは、個人情報保護と受信相手の通信環境への配慮2つである。そのためにメール送信時におけるあて先、ccとbccの違いを理解しておく必要がある。複数の相手に同じ内容のメールを送信するとき、あて先、ccとbccのいずれかに相手のメールアドレスを入力する。それぞれの違いは、受信者にほかに送った人のメールアドレスが分かるかどうかの違いである。
あて先やccに複数の送信先のアドレスを指定すると、受信者は送信された人全員のメールアドレスが分かる。ccはcarbon copyの略である。グループ内などで誰にメールを送信したかを知らせたい場合に指定する。bccはblind carbon copyの略でbccに送信先のアドレスを指定すると、受信者は送信者が受信者以外、誰に送信したか分からない。
個人情報保護は、個人が氏名やメールアドレス、電話番号など個人が特定できる情報を個人情報といい、これ保護することである。本人の許可を得ずに個人情報を第三者に知らせないようにすることである。
特別企画のホームページのURLを特定の限られた顧客に知らせるために、送信先のアドレスをBCCに入れて送信することで、受信者は第三者のメールアドレスは分からないので適切である。
- ア
- 会員から抽出した100名のアドレスを一度にあて先(To)に入れて、会員満足度調査のアンケートを電子メールで送ると、メールアドレスが100名全員に分かるので個人情報保護の観点から不適切である。
- イ
- 添付ファイルサイズが大きくなると、相手のメールボックスの容量を圧迫するのとメールを受信するのに時間がかかるため不適切である。圧縮するなど可能な限り添付ファイルのサイズを小さくするのが適切である。
- ウ
- 製品の質問メールへの回答で,その内容を知ってもらいたい複数の顧客のアドレスをCCに入れて返信すると、解答群アと同様に送信先すべてに送信先に指定したメールアドレスが分かるの個人情報保護の観点から不適切である。